• 事例No.132
  • 業界:金融
  • 顧客概要:金融サービス(地方銀行)
  • 事業規模:資本金600億以上
  • 対象機
    NEC サーバ・ストレージ
    Brocade SANスイッチ
    日立 アラクサラ ネットワーク機器 計13台
  • 保守レベル:オンサイト保守 24時間×365日

地方圏を中心とした人口減少などによる地銀の競争環境の変化とともに、資金需要の低迷・超低金利の長期化など課題を抱えながら、地域における金融インフラを支える地域経済への貢献のあり方が見直されています。そんな中、システム更改にかかるコストを削減し競争力を強化するために、第三者保守を利用した事例をご紹介します。

■お客様の課題

地方銀行においてシステム更改の検討を進めているが、コスト面からシステムの延長も検討しておきたい。
NEC iStorage等の希少製品が含まれ、かつ、保守期間が約3年間だが、将来的に保守部材が枯渇するリスクはないか、懸念がある。
第三者保守に移行した場合、現在は障害発生時、メーカーが障害ログ採取を行っているが、エンドユーザー側で採取する必要があり、ログの採取に大幅に時間を要してしまい業務に影響が生じる可能性がないか、懸念がある。
メーカー保守から第三者保守に切り替わることでの保守サービス品質の低下は許容できないが、保守品質を維持することができるのか、懸念がある。

■データライブの対応

市場でも希少性の高いiStorageについては、通常の調達調査、国内リース会社、Web上での調査を平行して行うと同時に、当社サービスの1つでもある撤去買取サービスからの入庫状況にも注視し、長期に渡り継続調査を実施し部材を確保しました。
ログ採取については、当社障害切り分けチームと大手SIerの保守担当会社と連携を図り、全ての対象機器について障害発生時に必要となるログとその取得方法を事前に説明し、お客様を含めた全ての関係会社・部門の共通認識として、対応スキームと手順詳細をマニュアル化し、提出しました。
保守の品質については、関係者に当社技術拠点である東京テクノセンターをご見学いただき、調達業務、部材の再製品化、部材やオペレーションの管理環境など、保守対応への取り組みについて実際の現場をご覧いただきました。
また、駆け付け時間について、ベストエフォート対応に関する理解をいただくため、実例紹介を基に、具体的な保守対応フローの各種項目の説明を、質疑応答含め複数回に渡り行い、当社の保守体制、保守レベルについてご理解をいただきました。

■導入効果

システムライフサイクルを最適化することができ、システム更改に比べ大幅にコストを削減することができた。
地方の厳しい競争環境にある中、コスト削減と次期システム構築立案の時間的猶予を確保でき、同時に企業体力もに蓄えられることなり、競争力強化につながった。
大手SIerグループ保守会社から他の地方銀行に対しても、データライブのEOSL保守延長サービスを提案している。

NECのEOSL延長保守サービス

BrocadeのEOL延長保守サービス

日立のEOSL延長保守サービス

IT基盤コスト最適化

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