事例No.20200801
お客様業種:地方銀行
対象機器:
- 富士通 SPARC M10-4
- 富士通 SPARC M10-1
- 富士通 DAT160テープドライブ×2台
- 富士通 ETERNUS LT60 S2×4台
- 富士通 ETERNUS LT20 S2×3台
- 富士通 ETERNUS DX100 S3 ディスクアレイ装置×2台
- 富士通 ETERNUS DX100 S3/DX200 S3 ディスクエンクロージャー×8台
- 富士通 ETERNUS SN200 モデル600×2台
- 富士通 SR-S318TL2×8台
- 富士通 SH1516C×2台
設置場所:富山県
保守形態:オンサイト保守 平日8:30-19:00
インターネットバンキングや金融EDIなどが一般的になり、様々なシステム連携に対応するオープンネットワーク化が求められる金融業界。
既存の基盤の交換・維持にかかる負荷を軽減し、DXなど新テーマへの投資原資を捻出するため、第三者保守を選択したお客様の事例です。
■お客様の課題
災害対策環境システム群について、メーカー保守終了に伴い保守延長を希望している。
対応時間について、データライブの既存サービスにある平日9時から17時ではなく、8時半から19時を希望している。
既存のITサービスレベルを変更せずにシステムの長期利用を希望している。
■SI企業様の課題
第三者保守化にあたり、金融システムに必要なITサービスの提供品質を維持できるか懸念がある。
既存の障害対応方法や復旧確立を上げる仕組みなど、作り込みを行いたい。
■データライブの対応
対象機器について保守実績があり、交換パーツの確保も問題なかったため、保守延長可能であることを説明しました。
対応時間は、お客様の希望に合わせてカスタマイズできることを説明しました。
高い保守レベルを担保するために、既存のITマネジメント体制に合わせてサービスを設計し、SIer様とともに次の7点の取り決めを行いました。
- 毎月の定期ログは2回/月とし、最低2名で確認し、速やかに回答すること
- 現地対応時、HDDは最低2本以上持参すること
- 「作業開始/途中の経過/作業完了」について、現地の担当者だけではなく、担当SIer様にも報告すること
- 各種メール連絡時は、SIer様も宛先に含めること
- HDD交換時は、リビルドが正常に開始し進行に問題ないことを確認するまでは待機し、現地担当者への報告、報告書への押印受領で作業完了とすること
- パーツ交換時は、SIer様のリモートによる正常稼働確認が終了するまでは待機し、現地担当者への報告、報告書への押印受領で作業完了とすること
- 保守部材は、近隣拠点に配備すること
■導入効果
災害対策環境システム群の長期利用が可能になり、コスト削減になりました。
クリティカルな運用に対して、低コストかつ高いレベルで、既存のITマネジメント体制に大きな変更を加えず、第三者保守のメリットを得ることができました。